なぜ、Instagram投稿を頑張ってもあなたの店は儲からないのか?
「今日もInstagramに美味しそうな料理の写真をアップした」 「『いいね!』は付くけど、一向に来店に繋がらない」 「グルメサイトに高い広告費を払っているのに、効果が見えない」
これは、多くの飲食店経営者が抱える、切実な悩みではないでしょうか。
毎日SNSを更新し、魅力的な情報を発信し続ける。その努力は、本当に素晴らしいものです。しかし、その努力が売上に直結していないとしたら、非常にもったいないことです。なぜ、InstagramやX(旧Twitter)への投稿を頑張っても、多くの飲食店は思うように儲からないのでしょうか?
その答えは、これらのSNSが「フロー型」メディアであるという特性にあります。フロー(Flow)とは「流れ」を意味します。あなたの投稿は、タイムラインという巨大な川の中に流される一本の笹舟のようなもの。一瞬は多くの人の目に触れるかもしれませんが、次の瞬間には新しい情報に押し流され、あっという間に過去へと消え去ってしまいます。フォロワーが1万人いても、あなたの投稿を見ているのは、そのうちのほんの一握りなのです。
さらに深刻なのは、あなたが「顧客リスト」を持っていないという事実です。一度来店してくれたお客様、あなたの店のファンになってくれる可能性のあるお客様と、直接コミュニケーションを取る手段がない。これでは、店の外で「お客様、来てください!」と叫んでいるのと同じです。声が届くかどうかは、運任せ。これでは、安定した経営は望めません。
では、どうすればいいのか?
結論から言いましょう。飲食店経営における最強の武器、それはLINE公式アカウントです。
LINEは、タイムラインに情報を流すだけの「フロー型」SNSではありません。友達追加してくれたお客様の情報を「顧客リスト」として着実に蓄積できる「ストック型」メディアです。あなたのお店専用の「顧客台帳」を、デジタル上に構築できるのです。このリストに対して、あなたはいつでも、好きな時に、直接メッセージを届けることができます。
この記事では、なぜLINEが飲食店にとって最強のツールなのか、その理由を解き明かすとともに、広告費1万円で月商240万円を生み出す「儲かる仕組み」の作り方を、私の実体験に基づいて、ステップバイステップで徹底的に解説します。もう集客に悩むのは、今日で終わりにしましょう。さあ、あなたの店だけの「資産」を築く旅へ、一緒に出発です。
第1章: LINEが最強の武器である3つの理由
「LINEが良いのは分かったけど、具体的に何がそんなにすごいの?」そう思われるかもしれません。LINEが他のSNSを圧倒し、飲食店経営における「最強の武器」と断言できるのには、明確な3つの理由があります。
1. 顧客リストという名の「資産」
最大の理由は、LINEが**「ストック型」メディアであることです。友達追加してくれたお客様は、あなたの「顧客リスト」として、一人、また一人と着実に蓄積されていきます。これは、単なるフォロワー数とは全く意味が異なります。このリストは、あなたの店に興味を持ってくれた「見込み客」であり、将来にわたって売上を生み出してくれる可能性を秘めた、まさに「資産」**なのです。
Instagramのフォロワーに、直接メッセージを送ることができますか?Xのフォロワー全員に、新メニューの情報を確実に見てもらうことができますか?答えはノーです。アルゴリズムの気まぐれで、あなたの投稿が表示されるかどうかすら分かりません。
しかし、LINEなら可能です。あなたの届けたい情報を、届けたいタイミングで、顧客のスマートフォンに直接プッシュ通知で送り届けることができます。これは、他のSNSにはない、LINEだけの絶大なアドバンテージです。
| メディアの種類 | 特徴 | 具体例 | 飲食店での活用 |
| フロー型 | 情報が流れ、蓄積されにくい | Instagram, X, Facebook | 一時的な認知獲得、話題作りには向くが、関係構築には不向き |
| ストック型 | 情報が蓄積され、資産となる | LINE公式アカウント, ブログ, YouTube | 顧客との継続的な関係構築、再来店促進に最適 |

この図が示すように、フロー型SNSでの努力は、穴の空いたバケツで水を汲むようなもの。一方で、LINEは顧客という名の水を、着実にバケツに貯めていくことができます。この「資産」を築くことこそが、安定経営への第一歩なのです。
2. 圧倒的な「開封率」と「費用対効果」
顧客リストが資産であることは分かりました。しかし、そのリストに送ったメッセージが読まれなければ意味がありません。その点においても、LINEは他のツールを圧倒します。
メールマガジンの平均開封率が10%程度と言われる中、LINE公式アカウントのメッセージ開封率は、なんと平均60%以上。プッシュ通知で直接スマートフォンに届くため、見逃されることが極めて少ないのです。これは、あなたが伝えたい情報を、6割以上のお客様が確実に見てくれることを意味します。
さらに驚くべきは、その費用対効果(ROI)の高さです。LINEには「友だち追加広告」という機能があり、これを使えば、あなたの店の商圏内にいる見込み客に対して、ピンポイントで広告を配信できます。そして、その費用は、1人あたりおよそ100円。たった1万円の広告費で、100人の「見込み客リスト」を獲得できる計算です。
考えてみてください。1万円でチラシを1,000枚配っても、そのうち何人が来店してくれるでしょうか?グルメサイトに月々数万円の広告費を払って、一体何人の顧客情報が手元に残るでしょうか?LINE広告は、払った広告費が、そのまま「顧客リスト」という名の資産に変わる、極めて効率的な「投資」なのです。
3. 再来店を促す「自動化」機能
LINEの魅力は、情報を届けるだけではありません。お客様が「また来たい!」と思うような、楽しい仕掛けが豊富に用意されています。
代表的なのが**「クーポン」と「ショップカード」**機能です。
•クーポン: 「友達限定!生ビール1杯無料」「次回使える500円割引」など、魅力的なクーポンを簡単に作成・配信できます。お客様は、クーポンを使うために再来店する、という明確な動機が生まれます。
•ショップカード: 来店ごとにポイントが貯まる、いわゆるポイントカードをデジタルで実現できます。お客様は紙のカードを財布に入れておく必要がなく、スマートフォン一つで完結するため、利用率が格段に上がります。「あと1ポイントで特典ゲット!」というゲーム感覚が、再来店への強力なインセンティブとなるのです。
これらの機能を活用することで、あなたは「再来店してください」とお願いするのではなく、お客様が自らの意思で、楽しみながら再来店してくれる「儲かる仕組み」を自動で構築することができるのです。
「資産」を築き、「投資」で増やし、「仕組み」で回す。これこそが、LINEが飲食店経営における最強の武器である理由です。次の章からは、この最強の武器を実際に手に入れるための、具体的なステップに入っていきましょう。
第2章: 最速で結果を出す!LINE公式アカウント開設&初期設定マニュアル
LINEの絶大なパワーを理解したところで、早速あなた自身の「武器」を手に入れましょう。この章では、アカウントの開設から、お客様の心を掴む初期設定まで、誰でも迷わず進められるように、画像付きで丁寧に解説します。
ステップ1: アカウントを開設する
まずは、LINE公式アカウントの公式サイトにアクセスし、「アカウントの開設」ボタンをクリックします。個人のLINEアカウント、もしくはメールアドレスで登録が可能です。
アカウント種別は、「認証済みアカウント」を目指しましょう。LINEによる審査が必要ですが、これをクリアすると、LINEアプリ内で店名を検索した際に表示されるようになり、青色の認証バッジが付与されるため、お客様からの信頼度が格段にアップします。審査は難しくありませんので、必ず申請してください。
ステップ2: お客様の心を掴むプロフィール設定
アカウントが無事開設できたら、次はお店の「顔」となるプロフィールを設定します。ここは、お客様が友達追加するかどうかを決める、非常に重要なポイントです。以下の要素を漏れなく、魅力的に設定しましょう。
•プロフィール写真: お店のロゴや、最も「シズル感」のある看板メニューの写真がおすすめです。
•背景画像: 店内の雰囲気やスタッフの笑顔が伝わる写真が良いでしょう。
•ステータスメッセージ: 「本日のおすすめ」「営業時間」など、お客様が知りたいであろう最新情報を簡潔に記載します。
•基本情報: 住所、地図、電話番号、営業時間、WebサイトのURLなどを正確に入力します。特に、「予約」ボタンは必ず設置し、電話や予約サイトに直接飛べるようにしておきましょう。
ステップ3: 感謝とメリットを伝える「挨拶メッセージ」
「挨拶メッセージ」は、お客様が友達追加した直後に自動で送信される、最初のコミュニケーションです。ここで「友達になって良かった!」と思ってもらうことが、後のブロック率低下に繋がります。
【挨拶メッセージの鉄板テンプレート】
〇〇(お客様の名前)さん、はじめまして! [お店の名前]です。この度は、お友達追加いただき、誠にありがとうございます!感謝の気持ちを込めて、ささやかではございますが、「生ビール1杯無料クーポン」をプレゼントさせていただきます! [クーポン画像を添付]これから、お得なキャンペーンや新メニューの情報、店長の気まぐれ裏メニューなど、友達限定の特別な情報をお届けしていきますので、お楽しみに!まずは、当店のこだわりが詰まったメニューをご覧ください♪ [メニューへのリンク]あなたのご来店を、スタッフ一同、心よりお待ちしております!
ポイントは、感謝の言葉と具体的なメリット(クーポン)を最初に提示すること。そして、これからどんな情報が届くのかを伝え、期待感を醸成することです。
ステップ4: 顧客の利便性を最大化する「リッチメニュー」
「リッチメニュー」とは、トーク画面の下部に固定で表示される、大きなメニューボタンのことです。ここによく使われる機能への導線を設置しておくことで、お客様は迷うことなく、目的の情報にたどり着けます。これは、お店の「総合案内所」のようなものです。
【リッチメニューの設計例(6分割の場合)】
| ① 席を予約する (予約サイトへ) | ② テイクアウト (テイクアウト注文ページへ) |
| ③ 最新メニュー (メニューページへ) | ④ ショップカード (ポイントカード機能) |
| ⑤ クーポン一覧 (利用可能なクーポン) | ⑥ 店舗情報 (アクセス・営業時間) |

このように、お客様が「何をしたいか」を予測し、その答えをリッチメニュー上に配置しておくことで、顧客満足度は飛躍的に向上します。デザインはテンプレートが用意されているので、専門的な知識がなくても、誰でも簡単におしゃれなリッチメニューを作成できます。
さあ、これで準備は整いました。あなたのお店だけの「顧客台帳」が、今、その手に誕生したのです。次の章では、この台帳に「見込み客」を書き込んでいくための、具体的な集客術を学びます。
第3章: 広告費1万円で100人の見込み客を集める「友だち追加広告」完全ガイド
立派な顧客台帳(LINE公式アカウント)が完成しても、そこに名前を書き込んでくれるお客様がいなければ、宝の持ち腐れです。この章では、LINE広告の目玉機能である「友だち追加広告」を活用し、少ない予算で、あなたのお店の「ファン候補」を効率的に集める方法を徹底解説します。
LINE広告の基本的な仕組み
友だち追加広告とは、その名の通り、LINE公式アカウントの「友だち」を増やすことを目的とした広告です。この広告は、LINE NEWSやLINE VOOM、LINEマンガなど、LINEの様々な関連サービス上に表示されます。ユーザーが広告をタップすると、あなたのLINE公式アカウントのプロフィール画面に移動し、そのまま友だち追加ができる、という非常にシンプルな仕組みです。
重要なのは、「友だち追加」という成果に対してのみ費用が発生する(CPF: Cost Per Friend)という点。広告が表示されただけ、クリックされただけでは1円もかかりません。無駄な広告費が発生しにくく、費用対効果が非常に高いのが特徴です。
効果を最大化する「ターゲティング設定」
友だち追加広告の真骨頂は、その精緻なターゲティング機能にあります。チラシのように無差別に配布するのではなく、あなたのお店に来てくれる可能性が極めて高い層にだけ、広告を届けることができるのです。
飲食店の場合、最低限、以下の2つは必ず設定しましょう。
1.地域(エリア): 最も重要な設定です。店舗の住所を中心に、半径3km〜5km圏内に住んでいる、あるいは働いている人に絞り込みます。商圏に合わせて、より狭く(3km)したり、広く(10km)したり調整しましょう。
2.年齢・性別: あなたのお店のメインターゲット層に合わせます。例えば、20代〜30代の女性がターゲットなら、その層に絞って配信することで、無駄な広告費を削減できます。
さらに、「興味関心」の項目で、「グルメ」「お酒」「旅行」などにチェックを入れることで、より見込みの高い顧客にアプローチすることも可能です。
思わずクリックしたくなる「クリエイティブ」の作り方
ターゲティングが完璧でも、広告そのものに魅力がなければ、お客様の指は止まってくれません。クリエイティブ(広告用の画像や動画)で最も重要なのは、「友だち追加するメリット」が一瞬でわかることです。
【クリックされるクリエイティブの鉄板法則】
•オファーを明確に: 「友だち追加で、生ビール1杯無料!」「今すぐ使える500円クーポン配布中!」など、具体的なメリットを画像内に大きな文字で記載します。
•シズル感のある写真: 食欲をそそる、最も美味しそうな看板メニューの写真を使いましょう。
•シンプルなテキスト: 広告文は短く、簡潔に。「詳しくは画像をタップ!」と、次のアクションを促す一言を添えるのが効果的です。

少額から始める予算設定と効果測定
「広告」と聞くと、何十万円もかかるイメージがあるかもしれませんが、LINE広告は驚くほど少額から始められます。
まずは、1日の予算を1,000円、月間の予算を1万円に設定してスタートしてみましょう。LINE広告の管理画面では、広告の表示回数、クリック数、そして何人の友だちが増えたかがリアルタイムで確認できます。そして、友だち1人あたりを獲得するのにかかった費用(CPA: Cost Per Acquisition)が自動で計算されます。
このCPAが、100円以下に収まっていれば、広告は非常に上手くいっていると言えるでしょう。もしCPAが150円を超えるようであれば、ターゲティングやクリエイティブを見直す必要があります。
このように、少額でテストを繰り返しながら、最も効率の良い「勝ちパターン」を見つけ出していく。これこそが、現代のデジタルマーケティングの基本戦略です。たった1万円の広告費が、100人の「未来の常連客」に変わる。このパワフルな集客術を、ぜひあなたのものにしてください。
第4章: ブロック率を抑える!ファンを育てるメッセージ配信術
友だち追加広告で順調に顧客リストが増えてきた。しかし、ここで安心してはいけません。せっかく集めた「資産」も、メッセージ配信のやり方を間違えれば、いとも簡単にブロックされ、水の泡と化してしまいます。
この章では、お客様に「この店の情報を受け取り続けたい!」と思わせ、ブロック率を3%以下に抑えるための、戦略的なメッセージ配信術を伝授します。
最適な配信頻度と時間帯
まず、最も重要なのが配信頻度です。結論から言うと、飲食店の場合は「週に1回」が黄金律です。これ以上多いと「しつこい」と思われ、ブロックの原因になります。逆に、月1回など少なすぎると、お店の存在を忘れられてしまいます。週に1回、定期的にお客様の記憶にリマインドをかける。このペースが、心地よい関係性を築く上で最適なのです。
次に配信時間帯。これも、お客様の行動を予測すれば、自ずと答えは見えてきます。
•ランチタイムを狙うなら: 午前11時〜11時30分。「今日のお昼、何にしようかな?」と考え始める、まさにその瞬間を狙い撃ちします。「日替わりランチ」や「ランチ限定クーポン」などの情報は、この時間帯が最も効果的です。
•ディナータイムを狙うなら: 午後5時〜6時。仕事が終わり、「今夜はどこで飲もうか?」と同僚と話し始めるタイミングです。「ハッピーアワー」や「本日のおすすめ鮮魚」といった情報は、お客様の心を強く惹きつけます。
このように、お客様の「お腹が空く時間」を狙ってメッセージを送ることが、来店に繋げるための鉄則です。
飽きさせない!配信コンテンツの黄金比
毎週メッセージを送るとして、その内容が毎回「割引クーポン」ばかりでは、お客様は飽きてしまいます。かといって、お店のこだわりばかりを語っても、お得感がなければ読んでもらえません。
大切なのは、**「お得感」と「親近感」**のバランスです。以下の3つのコンテンツを、バランス良く配信することを心がけましょう。
1.お得な情報(クーポン・キャンペーン): 来店の直接的なきっかけとなる、最も強力なコンテンツです。「生ビール1杯無料」「お会計から10%OFF」など、分かりやすいメリットを提示しましょう。配信の4回に1回は、このような強力なオファーを入れるのがおすすめです。
2.最新情報(新メニュー・限定メニュー): 「春限定!桜えびのパスタ始めました」「本日、北海道から新鮮なウニが入荷!」など、お客様の「食べたい!」を刺激する情報です。シズル感のある写真を添えることで、効果は倍増します。
3.人柄・ストーリー情報(店長のこだわり・スタッフ紹介): 「新メニュー開発の裏側」「アルバイトの〇〇さんが卒業します!」など、お店の「人」が見えるコンテンツです。一見、売上に直結しないように思えますが、このような情報がお客様との心理的な距離を縮め、お店の「ファン」を育てます。ファンは、クーポンがなくても来店してくれる、最も大切な存在です。
思わず読みたくなる件名の付け方
LINEのメッセージは、トークリストに表示される「件名」で、読むか読まないかが判断されます。ここで興味を惹けなければ、どんなに良い内容でも読んでもらえません。
【クリックされる件名の鉄板テクニック】
•緊急性・限定性を出す: 【本日限定】 【残り5食】 【〇〇さんだけ】
•具体的な数字を入れる: 【原価率90%】 【満足度95%】 【1日限定30食】
•問いかける: 「〇〇、好きですか?」 「もう試しましたか?」
•メリットを明確に: 「生ビール、無料です。」 「会計、10%OFFします。」
これらのテクニックを組み合わせ、お客様が思わずタップしてしまうような、魅力的な件名を考えてみましょう。
メッセージ配信は、お客様との対話です。一方的に情報を送りつけるのではなく、お客様が何を知りたいのか、どんな情報を送れば喜んでくれるのかを常に考え続けること。その姿勢こそが、ブロック率を下げ、熱狂的なファンを育てる唯一の方法なのです。
第5章: 【事例】友達3,000人で月商240万円!私の店舗の全ノウハウを公開
ここまでは、LINE公式アカウントの機能や一般的なノウハウについて解説してきました。しかし、「本当にそんなに上手くいくの?」と半信半疑の方もいらっしゃるでしょう。
この章では、机上の空論ではないことを証明するために、何を隠そう、私自身が経営する飲食店での具体的な成功事例を、全ての数字を含めて、包み隠さず公開します。これは、あなたが一歩先を歩むための、具体的なロードマップとなるはずです。
すべては、たった1万円の広告費から始まった
私の店舗は、決して特別な立地にあるわけでも、潤沢な資金があったわけでもありません。多くの経営者と同じように、集客に悩み、グルメサイトの広告費に頭を抱える日々でした。そんな状況を打破するために、藁にもすがる思いで始めたのが、LINEの「友だち追加広告」でした。
最初に投じた広告費は、たったの1万円。
ターゲティングを「店舗から半径3km圏内の30代〜50代の男女」、クリエイティブを「友だち追加で、名物の牛すじ煮込み1皿プレゼント!」に設定し、配信を開始しました。すると、驚くべきことが起こりました。1ヶ月後、広告経由で増えた友だちの数は、ちょうど100人。CPA(顧客獲得単価)は、狙い通り100円だったのです。
広告費1万円が、売上24万円に化ける「ROI計算モデル」
「たった100人か」と思うかもしれません。しかし、この100人という「資産」が、驚異的な利益を生み出すエンジンとなります。ここで、私のコンサルティングの根幹をなす「ROI(投資対効果)計算モデル」をお見せしましょう。
•投資(広告費): 10,000円
•獲得資産(友だち数): 100人
この100人に対して、週に1回、メッセージを配信します。私の店舗のデータでは、配信後1週間で来店してくれるお客様は、およそ5%。つまり、5人のお客様が来店してくれます。
•来店顧客数: 100人 × 5% = 5人
さらに、飲食店は1人で来店するよりも、2人以上で来ることが多いですよね。私の店の平均組人数は3人です。
•総来店客数: 5人 × 3人/組 = 15人
そして、当時の平均客単価は、控えめに見積もって4,000円でした。
•週間売上: 15人 × 4,000円/人 = 60,000円
これが、週に1回の配信で生まれる売上です。月間(4週間)に換算すると…
•月間売上: 60,000円 × 4週 = 240,000円
もうお分かりでしょうか。たった1万円の広告費が、1ヶ月後には24万円の売上となって返ってくるのです。投資対効果は、実に2400%。こんなに効率的な投資が、他にあるでしょうか?

失敗から学んだ、成功の軌跡
もちろん、最初から全てが順調だったわけではありません。配信頻度を週2回にしてブロック率が急増したこともありました。クーポンの内容が魅力的でなく、全く利用されなかったこともあります。しかし、その都度、LINEの分析機能で数値を確認し、「なぜブロックされたのか?」「なぜ利用されなかったのか?」を仮説立て、改善を繰り返しました。
その結果、友だちの数は雪だるま式に増え続け、現在では約3,000人超。LINE経由だけで、月商240万円を安定的に超えるようになりました。平均客単価も、データに基づいたメニュー改善を繰り返した結果、4,300円まで向上しています。
この事例からあなたに伝えたいのは、たった一つ。「正しい方法で、諦めずに続ければ、結果は必ずついてくる」ということです。私の成功は、特別な才能によるものではありません。このROIモデルを信じ、地道に改善を続けた結果に過ぎないのです。
第6章: さらなる高みへ。LINE×DXツール連携で売上を最大化する
LINE公式アカウントを単体で使うだけでも、絶大な効果があることはご理解いただけたでしょう。しかし、LINEの真価は、他のDX(デジタル・トランスフォーメーション)ツールと連携させることで、さらに飛躍的に高まります。この章では、あなたの店舗運営を「完全自動化」へと導く、一歩進んだ活用術をご紹介します。
食べログノート連携:予約管理と顧客情報を一元化
多くの飲食店が利用しているであろう、予約台帳サービス。もしあなたが「食べログノート」を利用しているなら、LINEとの連携は必須です。
連携させることで、LINEのリッチメニューから24時間、シームレスに予約を受け付けることが可能になります。電話予約の取りこぼしがなくなるだけでなく、スタッフが予約対応に追われる時間も大幅に削減できます。
Airレジモバイルオーダー連携:注文から会計までを効率化
人手不足が深刻化する現代において、「モバイルオーダーシステム」は、もはや贅沢品ではなく必需品です。お客様自身のスマートフォンで注文から会計までを完結させることで、ホールスタッフの業務負担を劇的に軽減できます。
私が推奨するのは、「Airレジ モバイルオーダー」です。これ利用することで、お客様はスタッフを呼ぶことなく注文することができます。注文情報はキッチンのモニターに即座に表示され、オーダーミスも激減します。
この連携の真の価値は、顧客のデータを蓄積できる点にあります。「いつもビールを頼むお客様には、新しいクラフトビールの情報を」「デザートをよく頼む女性グループには、新作スイーツのクーポンを」といった、顧客の好みに合わせた、より刺さるアプローチが可能になるのです。

DX連携がもたらす「完全自動化」の未来
想像してみてください。
1.お客様は、LINE広告を見てあなたの店を知り、友だち追加する。
2.リッチメニューから「食べログノート」で席を予約する。
3.来店後、「モバイルオーダー」で好きなものを注文する。
4.会計後、LINEに自動で「ショップカード」のポイントが付与される。
5.数週間後、「そろそろポイントが貯まりますよ」というメッセージと共に、そのお客様が好きなメニューのクーポンが自動で届く…。
集客、予約、注文、会計、そして再来店促進。この一連の流れが、あなたが寝ている間でさえ、システムによって自動で回り続ける。これこそが、LINEとDXツール連携がもたらす「儲かる仕組み」の最終形態です。もはや、人手不足を嘆いている暇はありません。テクノロジーを最大限に活用し、ライバルが追いつけない領域へと、一気に駆け上がりましょう。
結論: さあ、あなたの店だけの「儲かる仕組み」を作ろう
この記事では、Instagramの投稿を頑張っても儲からない理由から始まり、LINEが最強の武器である根拠、そして具体的なアカウント開設方法、広告運用術、メッセージ配信のコツ、さらにはDXツールとの連携による自動化まで、飲食店がLINEを使って売上を最大化するための全ノウハウを解説してきました。
要点を振り返りましょう。
•フロー型SNSの限界: InstagramやXは、情報が流れ去る「フロー型」。顧客リストは資産にならない。
•LINEは「ストック型」: 友達は「顧客リスト」という名の「資産」として蓄積される。
•驚異的なROI: 広告費1万円で100人の友だちを集め、月商24万円を生み出すことが可能。
•ファンを育てる: クーポンだけでなく、お店のストーリーや人柄を伝えることで、熱狂的なファンが育つ。
•DX連携で自動化: 予約、注文、再来店促進の仕組みを自動化し、人手不足を解消する。
「難しそう…」「自分にできるだろうか…」そう感じるかもしれません。しかし、心配は無用です。私の店舗の成功も、この記事で解説したステップを、一つひとつ地道に実践した結果に過ぎません。最初から完璧を目指す必要はありません。まずは、アカウントを開設し、挨拶メッセージを設定してみる。次に、1日1,000円で広告を試してみる。その小さな一歩が、やがて大きな成果へと繋がります。
LINEを使った集客は1万円から始められるので、仮に失敗しても損失は1万円だけです。
大手の広告に載せたら最初からうん十万〜うん百万必要になります。
まずは小さく初めて、徐々に予算を増やしていけば良いのです。
まずはアカウントの開設から始めてみませんか?


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